マレーシア移住・起業の魅力やメリットを解説!


近年の税改正などによってマレーシア移住の魅力が減ったと言われることも増えていますが、

税制だけでなく下記のようなその他のメリットも総合して考えれば、

今でもマレーシアはかなりベターな移住先であると言えます。

 

目次

マレーシア移住の良いところ:

1)ドバイやシンガポールよりも生活費が圧倒的に安い 

2)ドバイやシンガポール程ではないものの、税制はそれなりに魅力的 

3)時差はわずか1時間。日本とコミュニケーションが取りやすい。

4)直行便で7時間ほどで来れる近さ。

5)英語で生活、ビジネスが可能。英語力を伸ばしやすい。 

6)多民族国家ゆえ、マレーシアで人脈を作れば、イスラム圏、中華圏、インド圏につながることも可能。

7)一年中温暖で日照時間も長い。その影響もあって精神的に安定し易い(?)。

 

生活費の安さ。今でも家賃のコスパは最高クラス!

一昔前に言われていた「日本の3分の1の生活費」というものではなくなってしまいましたが、他国も物価は上がっており、相対的に見ますとマレーシアは今でも生活費が非常に安い国と言えます。

都市別の生活費比較ができるこちらの有名サイトExpatistan ( https://www.expatistan.com/cost-of-living )によれば、クアラルンプールの生活費は東京との比較で49%と出ています。

 

日本の食材やアルコールなど、日本で購入するよりも高くつくものは一部ありますが、
家賃、交通費などはマレーシアの方が圧倒的に安いため、
日本よりもかなり広い家に住むことができるうえに公共交通機関の移動は主にタクシーを利用するというような生活ができ、
生活の質が向上する場合が多いです。

外国人や富裕層マレーシア人が多く住むMont Kiara(モントキアラ)というエリアでさえも、月額8万円から10万円前後の家賃で百数十平米の家具付き・プール・テニスコート付きのコンドミニアムはありますし、15万円前後を出せばかなり選択肢は広がります。

月額20万円から30万円まで予算がある場合は、例えば、Mont Kiaraの下記画像のような物件、ショッピングモール徒歩1分、150平米超え、3ベットルーム(各部屋シャワー付き)、プール、テニスコート、駐車場、24時間セキュリティの物件に住むことも可能です。Mont Kiaraからは、タクシーで1時間ほどで国際空港へアクセスでき、タクシー費用は高速道路代をあわせて2500円~3000円前後です。

税制の魅力

マレーシアの「それなりに魅力的な税制」とは?
  • 法人税率は24%。法人住民税や事業税は無し。
  • マレーシア国内の特区ラブアン島にて法人を設立した場合、条件を満たせば法人税率は0%または3%。
  • 国民皆保険の制度はないため、ご自身への役員報酬に対して、高額な社会保険料の負担がない。医療保険に関しては民間の医療保険に必要な範囲で加入すればOK。
  • マレーシア法人やラブアン法人からの配当収入がマレーシアでは非課税
  • キャピタルゲインは原則非課税。例外的に「不動産」「マレーシア国内の非上場企業の株式」の譲渡によるキャピタルゲインのみ課税対象。
  • マレーシアには相続税・贈与税が存在しないため、日本の相続税・贈与税の対象外になった後(=非居住者になった10年後)に相続や贈与を行う場合、マレーシアでは課税されない。

 

マレーシアと日本の税制度の比較

下記の表は、マレーシア税制と日本税制を比較したものです。

ただし、弊社は日本の税理士ではございませんので、日本税制側に計上している情報に関しましては、
参考程度としていただき、正確な情報は日本の税務専門家にご確認くださいますようお願い致します。

 

マレーシア国内のタックスヘイブン ラブアン島
  • 東マレーシアのサバ州沖にある国際ビジネス金融特区
  • 主にマレーシア国外向けのビジネスや投資に利用
  • 条件を満たすことにより、法人税率0%または3%という優遇税率が適用される。
  • 税制上の優遇だけでなく、就労ビザの要件も低く設定されている。要件が低く設定されているにもかかわらず、ラブアン法人で就労ビザを取得することにより、
    西マレーシア(クアラルンプール、ペナン、ジョホールなど)に住むことも可能。

 

キャピタルゲイン非課税

原則:マレーシアはキャピタルゲインは非課税

例)上場企業の株式等を中期/長期保有した後に売却したことによるキャピタルゲインは非課税

例外的に:

1)「不動産」または「不動産会社の株式」を譲渡したことによりキャピタルゲインが発生した場合は課税対象

2)マレーシア国内の非上場企業の株式を譲渡したことによりキャピタルゲインが発生した場合は課税対象(2023年秋の税改正案で発表され、2024年から施行予定)。

 

マレーシア国外源泉所得はマレーシアに持ち込まなければ非課税

マレーシア国外を源泉とする所得は、マレーシアに現金で持ち込んだり、送金しない限りは非課税とされていますので、たとえば、マレーシア国外の銀行口座の定期預金の利息、投資の配当所得やキャピタルゲインをマレーシア国外の銀行口座で受け取っていれば、マレーシアでは課税されないということになります。

 

日本との時差がわずか1時間、直行便で約7時間の近さ

日本との時差がわずか1時間ですので、日本側とのコミュニケーションが非常に容易であるうえに、直行便でわずか7時間で深夜便を利用すれば寝ているうちにマレーシアと日本を行き来できる点も、海外移住の第一歩としてお勧めできる点です。

初めての海外移住の場合、移住した後も何かと日本側の後処理などで日本と連絡を取ることや、日本へ一時帰国する場面があるものです。

この点、マレーシアであれば時差1時間のみですので日中にリアルタイムでやり取りが可能ですし、日本に帰国する際もマレーシアで夜まで仕事をした後、タクシーで1時間で空港へ移動し、深夜便で日本へ戻り、翌日朝から日本で仕事や用事をこなすことができます。

 

英語で生活・ビジネスができて英語力アップ!

国語はマレー語ですが、日常の場面でもビジネスの場面でも英語が広く使われています。

インターナショナルスクールも多数あり、お子様の教育移住に良いのはもちろん、親御さんにとっても英語力を向上させる場所としてかなりお勧めです。

マレーシア人は流暢に英語を話しますが、彼らにとっても英語はあくまでも第二言語ですので、文法や発音はかなりブロークンなものとなっています。

このため、英語力を今から向上させたい日本人にとっても、自分の発音や文法を恥ずかしがることなく英語を使うことができます。言葉は使えば使うほど伸びますので、マレーシアに来ることで効率的に英語力を伸ばすことができます。

お子様の教育の観点から、発音がマレーシア訛りになってしまうことを心配される方もおられますが、マレーシアにあるインターナショナルスクールはイギリス式、アメリカ式、オーストラリア式等の学校があり、ネイティブの教師も多く働いていますので、発音を心配される方はそれらの学校を選ばれるとよいです。

マレーシアのビジネスの現場で英語を伸ばした大人はマレーシア訛りの英語になりますが、それでも、同じく英語を第二言語とするような地域の方々とは特に問題なくコミュニケーションをとれますので、まずはマレー語訛りでもよいですのでマレーシアで効率的に英語力を伸ばすことは十分お勧めできます。

 

イスラム圏、中華圏、インド圏への展開も!

マレーシアは多民族国家でして、マレー系が70%、中華系が23%、インド系が7%弱という構成になっています。

マレーシアで人脈を作ることで、本人の意欲次第では、マレー系人脈を通してイスラム圏へ、中華系マレーシア人を通して中国・台湾・シンガポールなどの中華圏へ、インド系マレーシア人を通してインド、バングラディッシュ、パキスタン等のインド圏へとビジネスを広げることも期待できます。

特に中華系の華僑ネットワークは世界中に散らばっていますので、中華系マレーシア人と繋がっておくだけでも、他国へ展開する際に現地の華僑ネットワークに繋いでもらうことができたりします。

また、マレーシアはもともとイギリスの植民地であったことなども影響し、マレーシアの富裕層はイギリスへ留学し、ヨーロッパでの人脈を持っていることもありますので、間接的にヨーロッパの人脈とつながることもできます。

 

まとめ

海外移住の第一歩としてマレーシアを選ぶことで、

安い生活費と節税で資金が溜まり、

英語力アップすることで人脈やビジネスチャンスが広がり、

本人の意欲次第で、多民族国家のネットワークを活かしてスピーディーに他国へとビジネスを広げることができる!

という素晴らしいお勧めの移住先です!